「The Long and Winding Road」
平成28年11月16日(水)浜松ホトニクス社長 晝馬 明(高27回)さんを西高創立記念講演会の講師に迎え、1160名の生徒が体育館にて世界で注目されるトップ企業の理念を傾聴しました。
「西洋にはフォーチュンという幸運の女神がいます。前から見ると絶世の美女ですが後ろから見ると丸坊主なんだとか。後ろからでは駄目。人のやってないことを前から見ることが大切です」
浜松ホトニクスは誰もやったことのない光(フォトン)をテーマに新しい技術を産み出していこうと1953年に創業。2ヶ月目には70%が返品される状態でしたが、皆で話し合い研究しながら良くしていきました。
<PETに必要なセンサーは何なのか>大きな目標に向かって研究を重ねる途中で副産物が産まれ、他の物に応用できました。
・ 研究をするために必要だから利益が欲しい
・ よい人材を得て、ベストな道を見つめる自由をあげることによって最高の結果が得られると確信して1111いる
・ 活動拠点の地域の健全さに直接的に寄与する責任があると考えるから浜松を名乗る
等、会社の考え方を語られ、最後には
「皆さんも海外に行って視野を広げ、世界の人間の多様さを知り戻ってきてください。日本の良さ、悪さを知ることができます。一流の大学に入って一流の企業に入るのも良いが自分で新しいことをやってみる、中小企業に入りその会社を盛り上げていく、独自の特別な技術を創って立ちあげる(ベンチャー)も良いですよ」
と呼びかけられました。
講演終了後には「世界に誇るものを創り出してきた会社が今開発中なのは何ですか?」「レーザー核融合の研究は−」などたくさんの質問があがり関心の高さが伺われました。