日時/令和5年11月20日(月)14時30分から 会場/西高体育館
演題/「ただ漫画を描いてきただけ」
講師/小林 たつよし氏(浜松西高校26回卒) 漫画家 元サッカー部キャプテン
今回の講演では、アシスタントから漫画家になるまで、そしてなってからの紆余曲折な道のりを淡々と語る小林先輩を迎えての講演が開かれました。
「鬼滅の刃」みたいなビッグヒットもなく、有名人でもない僕がここで母校で講演していること自体、とても不思議に思っています。けれども、漫画一筋に生きてきた自分が語ることで後輩の皆さんに何か伝わったら嬉しいです。現在も学習漫画を主に描いてます。いまNHKで流れている徳川家康も漫画にしました。なので、今回は家康漫画ができるまでを少しご紹介したいと思います。仕上げるのに半年以上かかりました。西高の図書室にこのほか、学習漫画を30冊寄贈してあります。興味のある方は手に取ってみてください。小説、絵画など文化にもいろいろありますが、漫画は一人でストーリーを考え、それを絵にできる漫画はすごい文化だと信じてる僕の話を熱心に聞いてくれて、本当にありがとうございます。話の所どころで脱線したりしたけれど、笑って聞いてくれて、ありがたかったです。西高は来年100周年を迎えるそうですね。僕が在校時はちょうど50周年でした。時の過ぎるのは早いものです。僕は夢を叶えた人間なんでしょうか?漫画が好きでその時その時を必死に生きてきただけだと思うのです。ですから、皆さん、この先魂を揺さぶられる経験をして欲しいし、それに伴う試練も乗り越えて欲しいです。どうか真剣に、夢?好きなもの?に向かって頑張ってください。最後になりましたが、ありがとうございます。そしてあらためて、おめでとうございます。
今回も熱いメッセージを在校生に贈り、講演を終えました。良い学びの機会となりました。素晴らしいお話、ありがとうございました。