日時/令和4年11月18日(金)会場/西高体育館

演題/「コンフォートゾーンからラーニングゾーンへ」

〜サッカー日本代表選手の成長から感じたこと〜

講師/小粥 智浩 氏(浜松西高校44回卒)流通経済大学スポーツ健康科学部教授

講師プロフィール/専門はスポーツ医学、アスレティックトレーニング学であり学内ではサッカー部コーチ、ライフセービング部も受け持っています。また日本サッカー協会フィジカルフィットネスプロジェクトメンバーです。2002年から2006年まで国立スポーツセンター(JISS)にて、オリンピック選手を対象にリハビリテーションや研究に携わりました。2006年から流通経済大学に赴任、現在に至ります。2015年からサッカー日本代表のコンディショニングコーチとして育成年代の代表チームを中心にサポート。前回大会の2018年のロシアワールドカップにも帯同しました。

今回の講演では、在校生にスポーツを通して感じたことを熱く語っていただきました。一流選手とは、人のために自らを鍛え、救える命を守るために妥協しない心を持ついわば「ライフセーバー」であること。人を思う気持ちが自分を後押ししてくれる。しかし、それは一流選手だけに当てはまることではない。部隊や立場は違えども応援してくれる身近な人たちのために頑張って元気をもらおう。一人一人が周囲を喜ばせる希望になれる。人を思う気持ちは自分に返ってくることを信じてほしい。そのために必要な成長のための3つの領域①心理的快適ゾーン②多少のリスクを負ってでも挑戦するゾーン③ストレスが強すぎて挫折に繋がるゾーンを知り、夢に向かってチャレンジをし続けて欲しい。最後に「評論家になるな 解決者たれ」「批判より提案 評論より行動」を実践して欲しいとメッセージを在校生に贈り、講演を終えました。頭でっかちになりがちな若者に良い学びの機会となりました。素晴らしいお話、ありがとうございました。