鈴木育太郎さん(高3回) 昨年秋の叙勲に際し、十一月八日国土交通省より鉄道業務功労に対し瑞宝双光章、勲記を授与され、皇居に参内し皇太子殿下に謁見の栄に浴し、天皇陛下から託されたお言葉を賜りました。
 国鉄に奉職して三十一年の間特筆する業績もなく組織の一員として上司、先輩からの温かいご指導、同僚からの惜しみないご協力に縋り安全・正確・迅速・快適を旨とする鉄道輸送に日夜従事する職員の下支えを担っていただけのことであり、私に関わった多くの方々への受章と受け止めております。
 これも偏に終戦時の混乱期の六年間西山台での恩師の方々、先輩諸氏同級生との学舎における勉学、部活を通じて培われ糧となった忍耐と己より他人を慮る心の譲成が據り所となったものと思われます。
 この度同窓会長の稲垣訓宏様から表彰状と記念品を届けて頂き誠に有難うございました。
 齢も人生の第四コーナーに身を置く今日この頃、体のゆるす限り微力ですがボランティア活動を通じて社会の貢献に努めて参りますので何卒よろしくお願い申し上げます。

‘12.07.29    編集委員会