同窓会長挨拶

松西高同窓会長 御室健一郎浜松西高同窓会長 御室健一郎(高16回)

 同窓の皆様には、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
また、日頃は、同窓会活動に格別なるご理解、ご協力を賜りまして、厚くお礼申し上げます。
このほど、平成二十六年度同窓会総会にて会長を仰せつかりました御室です。前任の稲垣訓宏会長をはじめ、錚錚たる大先輩方が歴任された重責に対し、まさに身の引き締まる思いでおりますが、精一杯務めてまいりますので、皆様には、なにとぞご指導、ご鞭捷を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 さて、ご案内のとおり、今年は、浜松西高創立九十周年という節目の年でありますが、加えまして、四年に一度の冬季オリンピツク、さらにはワールドカップサッカーというスポーツビツグイベントの開催が重なった年でもあります。

 気の早い話で恐縮ですが、おそらく、年末になれば「今年の重大ニュース」では、ソチオリンピツクでの四十一歳レジェンド葛西選手の銀メダルや十九歳羽生選手の金メダルなど、日本選手の活躍がとりあげられることでしよう。
 その一方、社会面からの重大ニュース入り当選確実は「現代のべートーヴェン」と「STAP細胞」の二っでしょう。どちらも「ホントはどうなの?」という疑問が拭われないまま、フェードアウトしてしまったようですが、私なりに感じていることは、努力の過程(プロセス一よりも成果や結果一アウトプット)が重視され注目を集める、という世の風潮がこの二つの事案の背景にあるのではないかということです。
 インターネットが当たり前の日常となった今、パソコンやスマートフォンさえあれば、ありとあらゆる情報に一瞬にしてアクセスできるとともに、マウスをクリックするだけで、自分の手元に入手することもできるようになっている中で、時間をかけて問題を解くことよりも、すばやく答えを見つけ出すことの方が、評価されるようになってしまっているのかもしれません。
 ただ、九十周年を迎えた母校の生徒諸君にあっては、辞書を引く、百科事典で調べる、図書館で文献を探す、実物をこの目で確かめに出掛ける、実験する、ノートに筆記する…かつて、こうして我々が学び、体験してきたことは、伝統としてきちんと受け継がれ、決して手のひらの中で人差し指を動かすだけの操作には置き換えられていないものと確信しています。
 正面から目標と向き合い、地道な努力を継続し、課題を克服し目標を達成する。いたって当たり前のことではありますが、希望ある将来に向けて、今後ともこうしたことを身につけた有為な人材が、数多く巣立っていくことを強く願っています。

‘14.10.18


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